妊娠中の妻のストレスを
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事業を興し、
経営するということは何なのか。
幼少の頃から身近に感じていた。
私はイスラエルで生まれ育ちました。
祖父も父も事業家で、祖父はおもちゃ工場を、
父はプラスチック工場を経営していました。
私は7歳の頃からそこで働いていました。
私はエンジニアリングの学校を卒業した後、
アメリカ・ニューハンプシャー州で仕事に就き、
家族をアメリカに連れてきました。
Yogiboを発案するきっかけが起きたのは
その新しい生活が始まった時でした。
妊娠中の妻の悩みを解決したい。
そこからすべてが変わり始めた。
普段からうつ伏せ寝が好きな妻でしたが、妊娠したために大きなお腹でも楽にうつ伏せに寝ることができる何かを探していました。
そんなとき、伸縮性のある生地を見つけたのでそれを利用して大きなビーズソファを作ってみました。
試作したそのソファは圧迫感がなく、全身にフィットするような不思議な感覚でした。
妻にとってはこのソファでうつ伏せ寝の問題が解決し、
快適な妊婦生活を送ることができました。
そのソファを見た人が
みんな「欲しい」と言い始めた。
私は会社に勤めながら、自宅の地下室でビーズソファ製作をスタートしました。そして完成した製品を体験してもらう為にホームパーティーを開催したり、地元のブティックで販売したりしてみました。
その後、売れ行きが好調だった為に期間限定のポップアップストアや近隣の専門店でも売るようになりました。私たちが商品の紹介をすると、多くのお客様はそれを気に入って購入してくれました。
この感動の体験をもっと広めるには、
自分の店を持つしかない
しかし、私が常に同じ店にいることはできず、管理をすることもできませんでした。その時私は「今が会社を辞めるべき時だ」と判断し退職することにしました。退職の際、週40時間ではなく週100時間は働くことを決めました。
これは記念すべき1店舗目オープンの際の私の誓いでした。
素晴らしい体験が
素敵な出来事を呼ぶ
2008年のリーマンショック後、多くの小売店が閉店する中で私は逆に積極的に店舗展開をすることにしました。店舗をオープンする際、私のやる気は満々でしたが一部の人は”ただのビーズクッション屋”と思っている人もいました。
周囲からは「リーマンショックのニュースを読んでいないのか?」「ビーズクッションの専門店を作るつもりか?」などと多くの開業を疑問視するご意見をいただきました。
しかし私はイベント等でお客さまに素晴らしい体験をしていただき、さらにこの驚くべき商品を試していただくことで、世間の常識を覆すことができると考えていました。
人が来ないなら、自分が出向こう
私はこの驚くべき商品を”Yogibo”と名付けました。
しかし立ち上げ当初のブランドなのでお客様が少ない時もありました。そこで「人が来ないなら自分が出向こう」と、地元のフェスティバルにも意欲的に出店しました。
フェスティバルで私は一日中、何百人もの人を相手にノンストップでYogiboを紹介し続けました。
体験と噂が、
店にお客様を連れてくる
フェスティバルの場で買ってくれる人は期待していませんでしたが、驚いたことに翌週、フェスティバルで私たちの説明を聞いてくれた人達がたくさんYogiboのお店に来てくれました。
それからというもの、ニューイングランドのありとあらゆるフェスティバルに出店してYogiboを紹介しました。そうすることによりYogiboの良い噂が広まり多くのオーダーをいただくことができました。
それにより大きめの倉庫を借りることができ、生産能力もアップすることができたので店舗数を拡大し、商品のバリエーションも増やしました。
新たな商品の開発へ
Yogiboの商品点数は多く、ファンは毎月違うクッションを買ってくれます。「このYogiboはもう持っているわ、他に何かありますか?」と。
こう言ってくださるユーザーの為に私たちは商品ラインナップを増やし続けラインを拡大する戦略を取ることに決めました。それは市場に出回っているものとは全く違うものである必要がありました。
ぬいぐるみから枕、毛布まで。しかし、私たちが想像もしなかったような方法で、Yogiboの商品が人々に影響を与えていることを耳にするようになるまでには、長い時間はかかりませんでした。
感覚処理障害のある子供たちへの影響
私は、感覚処理障害のある子供たちの親や作業療法士から手紙をもらうようになりました。私たちの商品は、子供たちに自信を与え、落ち着かせ、安全な空間を提供しているということでした。私が会社を始めたときには、Yogiboの商品が社会にとってどれほど有益であるかについて知る余地はありませんでした。
すべての人が安心して
スポーツ観戦を楽しめるように
それからというもの、私たちは、全国のNBAアリーナで、発達障害児用の静かな空間を作る取り組みを始めました。近年中にはアメリカのほぼすべてのアリーナで私たちのYogiboビーズクッションが利用されることになります。
例えば、パズルクッションは発達障害コミュニティから生まれたもので、その一部は私たちが協力している「カルチャー・シティ」という組織に寄付をしています。
アメリカから日本、そして世界へ
最初に海外進出したのは日本でした。
Yogiboの事をブログで知ったSeiji KimuraがYogiboを日本で一番最初に注文してくれました。
彼が言うには、日本への送料だけでなんと800ドルもかかりましたが、「今までで一番COOLな買い物だった。日本人にもきっと喜ばれるので一緒にビジネスがしたい」というメールをいただき、すぐに彼と会う約束をしました。
その後その彼がYogiboの日本展開を成功させ、「人をダメにするソファ」として日本で拡大させました。
私と彼は今やブラザーと呼び合うパートナーとなり今後の世界展開に向けて共に歩み始めました。
日本展開の後、カナダ・韓国・台湾・タイ・オランダへの進出と続き、沢山の素晴らしいパートナーと出会いました。結果、現在ではアメリカ国外に100以上の店舗があります。たった数年で急速に拡大することができました。
子供からお年寄りにまで愛される。
それがYogiboの『成功』
私は30年間、様々なブランドで仕事をしてきましたが、年齢・性別・国籍を問わず、どんな人々にも対象となるブランドと出会った経験はありませんでした。
例えば、化粧品・シューズなどのブランドでは、来店されるお客様の年齢は大体決まっています。しかしYogiboでは、5歳児からお年寄りまでが笑顔でお店に来ていただいています。
性別も関係ありません。
対象となるお客様の人数が多いことよりも、すべての人に愛されるブランドになったことが一番の成功だと思っています。もちろん、これを読んでいるあなたもその一人です。
ぜひあなたもYogiboで素敵な体験をしていただきたいと思います。
私たちもあなたに愛されるYogiboを作り続けたいと思います。
Eyal Levy
※「人をダメにするソファ」は株式会社Yogiboの登録商標です。
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