アートと暮らしをつなぐ、新しい試み
Yogiboはこれまで「リラックス」を軸に、心地よい時間と空間をお届けしてきました。
その延長として2025年秋、アートと日常を結ぶ新プロジェクト『Yogibo the ART(ヨギボー・ジ・アート)』が始動しました。
Yogiboという“くつろぎ”の器にアーティストの感性を重ね、アートを「観る」だけでなく、「触れ、座り、共に暮らす」体験へと広げていく試みです。
第二弾は、Juicy ☓ Yogibo Max
プロジェクト第二弾を飾るのは、アート書家・デザイナーのJuicyさん。
デジタルと筆文字を融合させた独自のアート作品を制作し、イラストやデザイン、ロゴ制作、壁画、ライブペイント、書道パフォーマンスなど、ジャンルを横断して幅広く活動しています。
書に立体感と表情を生み出す独自の筆づかいで、平面的になりがちな書の世界に、新しい深みをもたらしています。

今回のコラボレーションでは、Yogiboの代表作「Yogibo Max(ヨギボー マックス)」に、Juicyさんの書アート「楽-RAKU-」をプリントした特別モデルが登場。
“書”という伝統的な表現と、“くつろぎ”という現代の感性がひとつになった、まさに“暮らしの中に息づくアート”です。
展示は2025年11月1日(土)〜11月21日(金)の期間、大阪・Yogibo Store 御堂筋本町店にて開催されます。
インタビュー:「楽-RAKU-」が生まれるまで
そんな「楽-RAKU-」は、どのような想いから生まれたのでしょうか。
今回は、その誕生の背景や、暮らしの中に書を届けるということについて、Juicyさんに伺いました。
オリジナルの書体に、感情と奥行きを込めて
──大切にしているモチーフはなんですか?
「書道というジャンルなので、できるだけオリジナルの書体を意識しています。 どうしても平面的になりやすい書の世界に、奥行きを出すことを意識して制作しています。」
淡々と、時折笑顔を交えながら語るその言葉からにじむのは、 筆を通して語られる意志の強さと、 作品全体を俯瞰しながら構築していく確かな視点です。
──“職人系クリエイター”として、生き方を筆に込める
書を通して「生きること」そのものを表現し、 線の一つひとつに実感と情熱を込める。
その姿勢から、Juicyさんは自らを“職人系クリエイター”と呼びます。
長年の経験を重ねてきた筆さばきには、 書と真っすぐ向き合ってきた人ならではの誠実さと温かさがあります。
その筆致は大胆でありながらも繊細で、見る人の心を静かに揺らします。
「楽」という字に込めた二つの意味
今回、Juicyさんが選んだ言葉は漢字の「楽」。
「楽しい」と「楽(らく)」——二つの意味をもつこの文字に、彼は“帰ってきたらそこに飛び込んでリラックスできる場所”という想いを重ねました。
「部屋にあるものとして考えたときに、主張が強すぎず、生活に自然に溶け込むようにしたかったんです。書の作品ってどうしても圧を感じることがあるので、今回はあえて同系色のプリントで『楽』を表現しました。」
作品を目にすると、その静けさの中に宿る美意識が伝わってきます。
あえて主張を抑えた“静かな書”の中には、暮らしの中でアートがそっと息づくように──というJuicyさんの感性が感じられます。
そして「楽」という言葉は、Yogiboが大切にしてきた“リラックス=らくであること”という哲学とも響き合います。
主張ではなく調和を選ぶ——それこそが、Juicyさんの考える“暮らしの中のアート”なのかもしれません。
書が、暮らしに溶け込むということ
──座れるアートという新しいカタチをどう思いますか。
「まだ日本では、アートを身近に感じる人は多くないと思います。
でもYogiboのように“一つの家具としてアートを迎える”という着眼点は、私たちアーティストにとって、とてもありがたいです。もっと多くの人が、自然にアートと共に暮らすようになればいいなと思います。」
アートを“飾るもの”から“使うもの”へ──。
Juicyさんの言葉からは、そんな静かな変化への期待が感じられます。
書を眺めるでも、構えるでもなく、暮らしの中で自然に寄り添う──そんな存在感こそ、Yogiboらしいアートのかたちだと思います。
Yogibo Max ☓ Juicy Collaboration Model 楽-RAKU-
Juicy氏による書道アート「楽」をあしらった特別モデル。静かな存在感の中に、書の力強さと穏やかさが共存しています。本商品は受注販売にて、Yogibo Store 御堂筋本町店および Yogibo公式オンラインストア にてお求めいただけます。
※販売期間:2025年11月1日(土)〜11月21日(金)
日常に“楽”を迎えるという贅沢
──今回のコラボ作品を手にする方へメッセージをお願いします。
「とにかくリラックスできるYogiboだと思っています。大人の方はくつろいで、子どもたちは思いきり遊んで。そんなふうに楽しんでもらえたら嬉しいです。」
リラックスの中に、書がもたらす静けさと呼吸──。
その落ち着きの中にこそ、Juicyさんが描く「楽」が息づいているのだと思います。
いかがでしたか?
Juicyさんの描く「楽」の世界を、少しでも感じていただけたでしょうか。
実際に触れてみたい方は、ぜひYogibo Store 御堂筋本町店へ。
Yogibo公式オンラインストアでも、同シリーズをお楽しみいただけます。
これから広がっていく『Yogibo the ART』の世界を、どうぞお楽しみください。
|アーティストプロフィール
Juicy(ジューシー)
アート書家/デザイナー
28歳の時、路上詩人としてデビュー。書家人生が始まる。これまでに3万人以上に作品を贈っている。 現在はトヨタ自動車様でのイベント出演や、日本を代表する大型フェス「サマーソニック」などでもライブペイントを実施。唯一無二の書体とデジタルを織り交ぜた作品を武器に、ロゴ制作、壁画制作、書道パフォーマンスなど、数多くの作品を生み出し、国内外問わず活動の幅を広げている。