【インタビュー × 河崎ヒデオス】 日常にそっと残るもの

【インタビュー × 河崎ヒデオス】 日常にそっと残るもの

Yogiboはこれまで「リラックス」を軸に、心地よい時間と空間を提案してきました。
その延長線上にあるのが、アートと日常を結ぶ試み 『Yogibo the ART(ヨギボー・ジ・アート)』 です。

本プロジェクトは、アートを特別な場所に飾るものとしてではなく、暮らしの中に自然に置き、触れ、使うものとして捉え直すことを目的としてきました。
その取り組みの最後の章として実現したのが、コラージュ作家・河崎ヒデオスさんとのコラボレーションです。

展示は Yogibo Store 御堂筋本町店 にて、2026年2月3日(火)〜2月23日(月) まで開催されます。
河崎さんが手がけた作品は、日常の中でふと立ち止まり、自分自身の感覚に触れ直すための静かな入り口のようにも感じられます。

河崎ヒデオス × Yogibo Max|文脈をほどき、再び結ぶ

本プロジェクトの最後を飾るのは、コラージュ作家の河崎ヒデオスさん。

雑誌や写真を切り抜き、元の意味や背景を一度解体し、まっさらな状態から再構成する独自の手法が特徴です。
人物や空想上の存在、非現実的な風景をモチーフに、アナログとデジタルを行き来しながら生み出される作品は、現実と夢の境界に立つような、不思議な奥行きをたたえています。

インタビュー|「座れるアート」という挑戦

今回は、河崎ヒデオスさんの言葉を通して、このコラボレーションのはじまりと、その制作の過程に迫ります。
本企画では、Yogibo Max Changeable Coverという日常のプロダクトを舞台に、河崎さんのアートが新たなかたちで表現されました。

──今回のコラボレーションは、どのような発想から始まったのでしょうか。

「意識して“見る”作品ではなくて、生活の中で、ふと視界に入る存在になればいいなと思いました」

「座ったり、寄りかかったりしているうちに、あとから色やかたちが思い出される。そんな残り方をする作品だったらいいなと思っていました」

河崎さんが目指したのは、アートを鑑賞するための時間をつくることではなく、
暮らしの中で自然に目に入り、使われていく関係性でした。

Yogiboという日常のプロダクトだからこそ、座る、寄りかかるといった動作の中で、
無理なく作品と向き合える。
その考え方が、今回のコラボレーションの出発点になっています。

作品コンセプト|「Afterimage」という名の記憶

今回の作品タイトルは「Afterimage(アフターイメージ)」。
残像、あるいは光を見たあとに、しばらく網膜に残り続ける像を意味する言葉です。

──「Afterimage」という言葉には、どんな意味を込めましたか。

「アフターイメージって、本来は視覚的な現象ですよね。でも今回は、それをもっと感覚的に捉えたいと思いました」

「その人が一日を過ごす中で、あとからふと思い出すもの。はっきりした出来事じゃなくてもいいんです。意識していなかったのに、あとから残っているもの。生活の中に、薄く残る“ハイライト”みたいなものを指している気がして」

「Yogiboに身をあずけて、少し気が緩んだときに、今日見た風景とか、交わした会話とか、なんとなく胸に引っかかっていた感情が、遅れて、ふっと浮かび上がってくる。残像みたいに、すぐには消えない感覚と相性のいいものをつくりたいと思いました」

さんが語る「アフターイメージ」は、強く印象づける記号やメッセージではありません。
その日を過ごしたあとに、少し時間を置いて思い出される感覚。
Yogiboでくつろぐ時間の中で、そうした記憶が自然と浮かび上がることを、
作品のイメージとして重ねていったのです。

制作秘話|小さな断片の積み重ね

制作の過程は、非常に地道なものでした。
河崎さんはまず、その感覚に近い素材を探すところから制作に入ったと言います。

──小さな断片を集めるところから

「普段から、雑誌や写真を切り抜いて、素材としてストックしているものがたくさんあって。今回はその中から、“残像っぽく見える形”を探すところから始めました」

「本当に小さいパーツも多くて、それを全部スキャニングして、切り抜いて、編集していきました」

「その人が一日を過ごす中で見てきたものや、その日の出来事が、残像みたいに、あとからふと思い出される。そんなソファになればいいなと思って。だからタイトルも『アフターイメージ』にしました」

「見たときに、何か“力”を感じてもらえたり、あとから何かを思い返すきっかけになればいいなと思って制作しました」

完成したグラフィックは、オブジェのようにも、風景のようにも見える佇まいを持っています。
見る人が何を感じ、何を思い返すのかは、その人自身に委ねられています。

商品紹介|限定コラボレーションモデル

Afterimage Yogibo Max Changeable Cover
Yogibo × 河崎ヒデオス Collaboration Model


河崎ヒデオス氏によるオリジナルデザインを採用した、Yogibo Max用のチェンジャブルカバー。日常の中で使われることを前提にしながら、アートとしての存在感も備えています。
本商品は受注販売にて、Yogibo Store 御堂筋本町店 および Yogibo公式オンラインストア にてお求めいただけます。

残像として、心に留まる

──最後に、購入される方へメッセージをお願いします。

「まずは大きいYogiboに全力で抱きついてほしいです。そして、近くでグラフィックを見て、何かを感じてもらえたら」

実際に触れてみたい方は、ぜひ Yogibo Store 御堂筋本町店 へ。
これから広がっていく Yogibo the ART の世界で、アートとくつろぎが出会う新しい瞬間を体験してみてください。

アーティストプロフィール

川崎ヒデオス

河崎ヒデオス

コラージュ作家/宝塚造形芸術大学卒 
兵庫県出身、大阪市在住。
紙の切り抜きなどのアナログ素材とデジタル技術を組み合わせたコラージュ表現により、人物や空想上の生き物、非現実的な心象風景など、精神のかたちを可視化する作品を制作している。

三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE、PK shampoo、葉山久瑠実、京都大学研究者などのビジュアルワークを手がけるほか、ブランドや企業とのコラボレーション、アートプロジェクト、展覧会など幅広く活動している。